成人式にはどうして振袖をきるのでしょう?
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こんにちは、振袖フォトスタジオ四季の岩田です。
9月になって朝夕が少し涼しくなりましたね。
さて、成人式まで後4か月です。
もう振袖の準備はお済みですか?
来年成人式を迎えられる方は
既に振袖を購入されたり
レンタルを決められて前撮り撮影も
済まされたかたもいらっしゃいます。
また、今からお店を回られる方もいると思います。
まだ間に合います。
さて、素朴の疑問として
‟成人式に振袖を着るのは何故”
と思ったことはありませんか?
それは、
振袖が未婚女性が身に着ける衣裳の中で
最も格式が高い第一礼装だからです。
成人になったという大事な節目の式典に
ふさわしい衣裳であるということです。
それだけ、成人になるということに深い意味があります。
昔は、今の様に薬や医療が進んでいなかったので
子どもが産まれても大人に育つまでに
亡くなってしまうことがありました。
それで、ようやく育った子供が成人になると
親は安心して盛大にお祝いしたのです。
そして、家督を相続させたり婚礼を早くして
内外にも家が安泰であることを知らしめる
必要があったからです。
日本の成人式の起源は男子は元服、
そして女子は裳着(もぎ)とされています。
男子の元服の起源は、
奈良時代以降より続く成人を示すものとして行われた儀式です。
髪を大人の髪型に結い、服装も大人の物へと改めました。
また、幼名から成人の名に改名したり、
身分によっては冠をつけたりしました。
江戸時代には、武士や庶民は烏帽子をつけず
前髪をそって月代(さかやき)だけを
おこなうようになったようです。
女子の起源の裳着は
「裳」は腰から下にまとう衣服を身に着ける儀式を
12歳~16歳で行います。
タイミングは結婚が決まった時や
決まりそうな時に行います。
こちらも、髪を結い上げ、大人の服に着替えていました。
以上のようなことは公家や武家などの
上流階級で行われていました。
時代と共に庶民に広がるのですが、
儀式というより地域によっては
一人前と呼ばれる大人と同じ仕事や行為ができれば
大人と認められました。
現代では、決められた成人の日に
男性はスーツや紋付羽織袴
女性は振袖をきて祝辞をうけます。
だだ、今も昔も変わらないのは、
大事に育てた我が子の成長を誇らしく思う
親の思いだと思います。
では、いつから今のような成人式が始まったかというと、
日本国政府が1948年(昭和23年)に公布、施行された祝日法により、
´大人になったことを自覚し、
自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます’趣旨のもと
翌年の1949年(昭和24年)から1月15日を成人の日に指定しました。
これは、太平洋戦争終結後の日本全体が
意気消沈している昭和21年11月22日に
現在の埼玉県蕨市で、これからの時代を担っていく青年たちを
励まそうと始められた青年祭と呼ばれるものに
日本の政府が影響を受けたとされています。
1999年の成人式までは1月15日でしたが
今はハッピーマンデーで、1月の第2週目の月曜日になりました。
2022年は1月10日月曜日が成人の日です。
地域によって成人の祝う日や年齢 行事はちがっても
明日を担う若者が、夢と希望をもって
成人になられる事を心から願います。
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