成人式脱いだ振袖・長襦袢のたたみ方のご紹介です!
姫路市、網干区、揖保郡太子町、たつの市、相生、赤穂、上郡の皆さま。
こんにちは、振袖フォトスタジオ四季の岩田です。
一月往ぬる、2月逃げる、3月去る。
と言われるくらい正月から3月までは行事も多く、
あっという間に過ぎてしまうことを
調子よくいった言葉があります。
まさしく、2022年1月も過ぎようとしています。
私にとっては、
1月と言えばお正月と成人式を思い浮かべます。
成人式に携わる仕事をしていると、
成人式のお嬢様の振袖選びから準備、記念撮影、
そして晴れの成人式のお手伝いをして
1年が過ぎるので、
とても月日の経つのが早く感じます。
さて、この季節は成人式以外にも
結婚式やお稽古事などで
振袖を着る機会の多い時期ですね。
また着るからと
つい、ハンガーにかけたまま
振袖を吊りっぱなしにしていませんか?
いつまでも振袖を干しておくのはよくありません。
干すのは半日から1日までにしておきましょう。
生地が重みで下がってきて、
表地と裏地の沿いが悪くなります。
また蛍光灯でも日焼けの原因になるので
一旦、畳んでタンスにしまうことをお勧めします。
その他の 帯、帯締め、帯揚げ、
小物(腰ひも、伊達締め、帯枕、帯板、コーリンベルト)
等も体から湿気が出ているのでとりあえず干します。
次に使いやすいように元の場所にしまっておくといいですね。
帯、帯締め、帯揚げも
出しっぱなしは日焼けの原因になります。
タンスにしまっておきましょう。
☆今回は、着物と襦袢の畳み方を動画でお伝えします。
間違った畳み方をすると
次に着た時に変なところにシワが
目立つ原因になります。
そうなる前に、
今からご紹介する動画を参考にして畳んでみて下さい。
大切な振袖だから、
畳む時は、振袖が汚れないように
衣装敷き等を広げた上で、行いましょう。
手もきれいに洗いましょう。
振袖は直線裁ちで、左右対称なため、
手順の様に畳むと、キレイにコンパクトに畳むことができます。
写真でもご紹介↓
まずは、振袖の部位ですが、
振袖の前身頃の重ね合わせられる部分に縫い付けられている
細長い布のことをおくみと言います。
おくみは上は衿から、下は裾まで続いています。
そのおくみと、前身頃の境目の部分が、おくみ線(赤の点線)です。
そして、着物を着た時に脇の部分にくる縫い目、黒の点線部分が脇線です。
まず振袖を、頭の方が左、裾が右になるようにして、
きれいにのばした状態で自分の前に置きます。
自分から見て手前側にある前身頃を、脇線で折りこみます。
おくみ線で、手前に折り返します。
上前おくみを下前おくみに重ねます。
上前脇線を、下前脇線に重ねます。
衿を畳みます。
畳んだら、ピンと伸ばしてシワをとってください。
上前と下前の脇縫い線を揃えて重ねます。
上になっている袖を畳みます。
身頃を二つ折りにします。
下前の袖も畳みます。
続いて、長襦袢のたたみ方もご紹介したいと思います。
衿を左側にして広げ、下前を脇線から畳み、
上前も同様に脇線から畳みます。
下前の脇線が、身頃の中央になる様に折ります(点線部分)。
下前側の袖を、袖口が折り目から1~2㎝内側になる様に
折り返します。(折目がある場合は、そこに合わせて折ってください)
上前も下前と同様にして内側に折ります。
袖を折り返します。
裾を持ち、二つ折りにして重ねます。
折目がある場合はそこで折ってくださいね。
しまう前には必ず、湿気をとることと、汚れのチェックをすること、
クリーニングやお手入れをすることが大切です。
保管の仕方は、桐タンスが最も適しています。
タンスは上の段ほど、湿気がたまりにくいため、
良い着物は上の方の引き出しにしまうようにしましょう。
桐たんすがなく、衣装ケースにしまう場合でも、
下にすのこを敷き、そのすのこの下に
除湿剤や除湿シートを入れることで、
綺麗な状態で保管することができますよ。
きもの用防虫剤も、一緒に入れると安心です。
きもの用防虫剤を入れる時は、直接着物に触れないように
注意してくださいね。
たとう紙の四隅に乗せておくのがオススメです。
※2種類以上の防虫剤は一緒に使わない様に!
化学反応を起こして、シミや変色の原因になることが
ありますので、注意してくださいね。
一生ものの着物だから、大切に保管して下さいね。
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